学生ナンパで一歩踏み出さないと苦い記憶に

学生ナンパは就活までのイメージ

『学生生活って…もっとキラキラだと…』

『恋愛とか青春とか…輝いてると思った』

だけど…大学三年が終わり…就活が始まり

"もう学生生活"が…残り少ない現実を知る

高校の頃は…"好きだと"思ってた英文学も

実際…大学では"単位"を採る対象になって

興味の色合いが…薄れていったのも事実…

いや…"ひょっとしたら"…単位を言い訳に

英文学を読まないコトを容認した気もする

そして…『商学』とか楽しそうな学部なら

大学生活も…楽しかったカモと思う様に…

そんなネガティブな態度は…やがて大学に



単位をとる為だけに通う様になっていた…

ダラダラとバイトして…ゲームして過した

気が付くと…就活のシーズンになっていた

キャンパスに顔を出せば１年の頃ツルんだ

人懐っこいヤツが…コッチを見て話かけて

『お前…就職は何系にするの？出版？？』
『俺は…食品系とかも考えてるけどサ…』


『食品系とかって…正直…何するワケ？』
『食うのに困らないとか…そんな感じ？』


『ハァ～お前大丈夫かよ？就活始まるゾ』
『単位は…問題ないんだろ？ＥＳ準備？』


『いや…俺全然…準備してないケドさ…』
『マズいのか？エントリーシートとか？』


『皆…もう盛り上がってる感じだけど…』
『何かツテでもあるのか？余裕だな？？』


『いや…最近就活準備始めたトコでサ…』
『皆…結構早くから始めてるんだな？？』

何だか…気分が乗らない日々が暫く続く…

彼女だって…出来なかったし…恋愛とかも



入学した頃は…もっと頑張るつもりだった

それが…どうして…"こうなった？"のか…

だけど…就活のスケジュールは迫って来る

学生生活に対して…後悔しか持てないまま

"就活"シーズンに突入する流れになった…

せめて…彼女だけでも…デキたら違う？？

そう思いながら…大学の最寄駅へトボトボ

そんな時…向こうから来るリクスー女子…



気が付いたら…"声かけて"…しまった！！

『あの…就活生です？恥しいんだけど…』
『もう…どの辺まで…進めてますか？？』


『ん？アレ？同じ大学ですよね？学食で』
『時々…見かけたコトある！就活準備？』


『そうそう！俺…１カ月大学出てなくて』
『久々来たら…就活話で盛り上がってて』


『あぁ…乗り遅れたってパターンなの？』
『でも…皆始めたトコだと思うけどサ…』


『でも…俺エントリーシートとか…まだ』
『だから…今…焦っちゃってヤバイ？？』


『その感じだと…インターンとか無し？』
『とりあえずエントリーシートだよね？』

そういう風にして就活の相談をした彼女…

ナンパの様に声かけしたのがキッカケでも



同じ大学だったのが…功を奏しライン交換

そこから…恋愛と就活が同時進行しだす…

ナンパなんて就活までだと思ってる学生も

実際は多いでしょうが…学生生活への後悔

それを逆手に…就活をネタにナンパすれば

案外…アッサリ…口説けたりするワケです

当然ですけど…彼女はナンパだと認識せず

リアルに…"就活"の質問だと思ってるワケ

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学生ナンパは就活が絡むと別ムード

就活の遅れを理由に…声かけしてしまう…

そんな暴挙に出たモノの…それに彼女側も

就活でテンパってた分だけ…話してしまう

それから…何日かラインをヤリトリして…

『就活…そろそろ動き出した？どう？？』
『取り敢えず…説明会とか出る？行く？』


『そうだね？じゃあ…一緒のヤツとか…』
『参考に…出てみようかな？ドコ行く？』


『イイね！その後…ゴハンとか行ける？』
『最近…就活でギラギラしたヤツ多くて』


『そうなんだ！そんなに活動してんだ？』
『ちょっと…俺も頑張らないとダメだ…』


『アンタみたいな…のんびりが羨ましい』
『癒されたいし…ゴハンは良いよね？？』


『うん…じゃあ説明会とか教えてね！！』
『ゴハン楽しみにしてるから…じゃあ…』

コレって…"デート"なんじゃないのか？？

大阪の大学に通いながら…奥手な男子なら

少しドキドキしてしまう状況になるワケ！

奈良ナンパで就活生が口説ける

奈良住みの女子が…就活で訪れる場所は…

基本的に大阪でしょ？淀屋橋に京橋とかに

梅田も海老江も…それから京都もある！！

つまり…奈良住み就活生が集まる場所は…

ＪＲや近鉄の奈良駅なんです！でしょ？？



そこで…同じリクルートスーツを着た者は

互いに…ライバルなワケなんですけれども

ソコは…男女はライバルじゃない意識が…

何となく芽生えて…異性と恋愛に発展！！

就活生で…奈良から大阪に通ってる"ボク"

同じ大学の彼女の予感に…就活が疎かに…



他の学生が…『俺の個性は？？』と悩む…

その真裏で…『あの子とエッチ出来る？』

などと…鼻の穴を膨らませてる状態ですよ

『恋愛すると…いつもの学研都市線でも』
『何だか…見える景色が違ってるなぁ！』


『就活も…バシっと決めて…彼女とは…』
『学生生活最後の…夏休みを漫喫だ！！』

そういう風な…集中力散漫な状態なんです

就活生のナンパなら…奈良駅から始まる…

それは奈良県民なら…当然のコトですよ！

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学生ナンパは就活前に終えるベキ

『あの…就職決まったって？オメデトウ』
『俺も…何とか一社の内定出たんだ！！』


『凄い！あの時期まで…ノンビリしてて』
『内定採るなんて…超人技だと思うよ！』


『まぁ…一応出版関係希望だったからサ』
『それと…夏休みとかって…どうする？』


『夏休み？ムフフ…聞いてよ！彼氏がさ』
『就活で知り合った人と付き合ってサ…』


『えっ…か・彼氏いたんだ？ビックリ！』
『そんな話聞いたコトなかったからサ…』


『だって…付き合ったの１０日前位だし』
『でも…大学入って…やっと彼氏できた』

そうなんですよ！恋愛…上手く行ってると

"ボク"は錯覚していた…だけど実際のトコ



彼女とボクの恋愛は…明後日の方向を向き

彼女は…ボクの知らない誰かと付合った…

ラッキーだったのは…ボクの内定が出た後

恋愛報告が…６月中旬だったコトくらいだ

『ボクが…内定出て喜んでた頃に彼女は』
『初めて…彼の部屋に入って女になった』


『もう少し…ボクが学生生活を積極的に』
『そして…もっと早く声をかけていたら』


『彼女と学生生活最後の夏を過ごすのは』
『ボクだったのかもしれない…後悔だ…』


『だけど…この後悔は…彼女には伝えず』
『黙って…バイトに精を出すしかない…』

日焼け跡が…元に戻り…学祭…ハロウィン



そして正月から…卒業と慌ただしく過ぎる

ロスタイムを自分なりに精一杯過ごしたい

一歩踏み出せなかった"ボク自身"への戒め

そして学生最後の失恋を無駄にしない為に

by　いつかの恋心＋さすP

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